風水と観葉植物
POINT
小さな鉢にも、
大地のエネルギーが宿る
引越後の新生活、気分転換にインテリアを変えてみたいけど、何からはじめよう?
そんな風にお悩みのときは、観葉植物を何か1つ、まずは気軽に飾ってみることをおすすめいたします。部屋に元気な観葉植物を置いておくだけで、生きている植物から良い気を得ることができますし、心理的なリラックス効果、視覚的な疲労緩和、ストレスの軽減など、風水以外の面でもさまざまなメリットが期待できます。
改めて風水の視点に戻りましょう。元気な植物には生命力、そして大地のパワーが宿るといえます。
観葉植物は、マンションの高層階にお住まいの方や、パソコンなどの電子機器に囲まれた書斎をお使いの方にとっても、手軽に大地のパワーを取り入れられるアイテムです。
リラックス効果を高め、空間に生命力をもたらす存在として、家の中に良いエネルギーを生み出してくれます。
細かいことは気にせず、
観葉植物を楽しもう
基本的に、元気な観葉植物は人間にとって良いエネルギーをもたらすものですので、極端に尖った葉先や枝先の品種、蔓が這うような品種ではないことと、観葉植物に適した場所に置くのであれば、どの方位、どの場所に置いても巒頭(らんとう:目に見える環境)の視点からは問題ありません。
一点注意事項としては、観葉植物からは二酸化炭素が排出されるため、風水とは異なる視点で寝室に置くことは不向きといえます。
細かい品種や置き方だけにとらわれず、自分が心地よいと感じる気持ちを大切に、観葉植物のあるライフスタイルを楽しんでください。
観葉植物で、
ちょっとだけ注意したいポイント
◎枯れた観葉植物は直ぐに処分しましょう
◎観葉植物からは二酸化炭素が排出されるため、寝室に置くことは不向き
◎棘のあるサボテンは、人の集まる玄関内、リビングに置くことはなるべく避けましょう
◎家の外壁に、大きく蔦(ツタ)を這わせると、建物の陰の気が強まるためNG
◎空間の広さ、高さ、印象に合わない観葉植物は避けましょう。特に、窓や玄関を覆うほど大きな植物は、家の中の陰の気が強まります
例えばこんな取り入れ方がおすすめ
風水では巒頭の影響がとても重視されており、室内にある観葉植物も、立派な室内巒頭の一部です。普段から目に入る物を気持ちの良いものにして、明るい気持ちで過ごせるような環境作りをしていきましょう。
明るいリビングに、気に入った観葉植物を置く
「気に入る」ということは、その対象に「自分の気が入る」ということです。
気に入った観葉植物がリビングにあれば、それを見るたびに癒されたり、嬉しい気持ちになりますよね。
長い廊下にワンポイントで置く
風水では、長過ぎる直線の形状は気の流れが早くなるため、間取りに用いるには良くない形とされます。そこで、長すぎる廊下には、幾つか交互になるように観葉植物を配置させると、気の流れに動きが生まれ、気が緩やかに流れるようになります。
漏財宅の場合、窓際に観葉植物を置く
玄関から窓までが一直線上にあるような間取りの家は、別名:漏財宅(ろうざいたく)といって、お金が入っても溜まりにくい相となります。良い気を逃さないために、窓際に観葉植物を置くのもよい方法です。
縁起の良い観葉植物を置く
「気に入る」ということは、その対象に「自分の気が入る」ということです。
気に入った観葉植物がリビングにあれば、それを見るたびに癒されたり、嬉しい気持ちになりますよね。
縁起の良いものが身近にあるだけで、心が元気になったり、ときに癒されたりします。
パキラやガジュマル、開運竹や万年青(おもと)といった縁起の良い植物は、比較的手に入りやすい品種でおすすめです。その他にも、下記のような観葉植物もあります。
◎ 「ベンジャミン・バロック」 (金運・商売繫盛)
ベンジャミンは、「幸福」を意味する木として広く愛されている観葉植物です。
中でもベンジャミン・バロックという新しい品種の観葉植物は、葉がクルンと丸くカールしているのが最大の特徴です。風水では、丸には金の気が宿るとされていて、カールした葉先が良い気を逃し難くしてくれます。
◎ 「ポリシャス・バルフォリアナ」 (家族和合、蓄財運)
別名、ポリシャス・フリスビー、または、ポリシャス・カップリーフ、と呼ばれ、まあるいハート型で艶々とした葉が特徴的な可愛らしい観葉植物です。少し葉が下を向くことから、落ち着きや冷静さをもたらしてくれます。また、受け皿のような葉の形には、気を溜めておく力もあります。
◎ 「ウンベラータ」 (良縁、人間関係運)
丸い葉の形には金の気が宿り、曲線を帯びたS字状の枝には、水の気が宿ります。
ある程度の大きさがあるものは、リビング、ダイニングにお勧めです。
◎ 「梛(なぎ)の木」 (魔除け、良縁、商売繫盛)熊野速玉大社を始め、有名神社の御神木としても有名な「梛の木」。
神が宿る木として古来より愛されてきた梛の木は、スピリチュアルなパワーに満ち溢れています。
家相学で用いられる鬼門(東北)・裏鬼門(西南)方位に飾ることで魔除けとなり、リビングなど人が集まる場所に飾れば、家族の絆がより強まります。
◎ 「ペペロミア・ジェミニ」 (家族円満、金運)
丸い葉がまるでコイン(お金)のように見えるペペロミア・ジェミニは、金の気が宿る観葉植物です。
葉がたくさん集まることから、リビングに飾ることで家族円満、家族和合が期待できます。
※観葉植物と運気の関係は、植物の形状やそれぞれの縁起・由来をもとにまとめたものです。
まとめ
観葉植物は、不浄な場所、暗い場所、その他適切でない育て方をすると、直ぐに枯れてしまいますよね。逆に、適宜太陽の光に当て、水を与え、清潔な空間で、愛情を持って育てれば、グングンと元気に育ちます。
植物が元気に育つ環境は、太陽や水といった物理的な環境が整っているだけではありません。部屋が掃除、整理整頓されている、といった持ち主のライフスタイルの状態から、植物に目をかけてやれるような心の余裕がある、といった、人の精神状態も深く関わっています。
観葉植物は運気のバロメーター。植物が元気に育つ家は、運気の良い家です。
最近では珍しい観葉植物や、手軽に育てられる品種も増えてきました。自宅に合った大きさ、形選び、縁起感で観葉植物を取り入れ、生活の中で癒しのグリーンを育ててみましょう。
※「風水のツボ」の内容につきましては、風水コンサルタント・内海莉絵氏による原稿・監修の下掲載しておりますが、風水という特性上、その効果や再現性を保証するものではございませんので、あらかじめご了承ください。