風水を気にしすぎない
POINT
時々、その目をつぶろう
インターネットや書籍などを通じて風水について調べていると、〇〇はここに置いた方が良い、△△の部屋は大凶！といったように、たくさんのルールや条件を目にして、落ち込んだ経験がある方も多いのではないでしょうか。
また、「今年、私の運勢はどうですか？」「良い運気ですか？悪い運気ですか？」といったように、自分の人生を白か黒か、良いか悪いか、の二択で考えていらっしゃる方も多いと思います。
しかし、私たちの運気の流れ、人生の歩みは、そんなに単純なものではありません。
どの人の人生が素晴らしくて、どの人の人生が劣っているかなど、占いだけで判断することはできませんよね。風水を含めた占い全般は、「より良く生きたい」と願う人たちを応援してくれる、“ひとつの物の見方”に過ぎないのです。
良い占いの結果だけ、
どんどん意識しよう
当たり前のことですが、人は自分が知らないことに対して、全く気にも留めないものです。
量子力学の世界でも、人が何かを認識した時に、初めてそれが実在すると言われています。
意識するから、引き寄せる。
気にするから、実現する。
これが、量子力学の世界なのだそうです。
これを風水を含めた占い全般の世界に重ねてみると、
凶方位だと意識するから、悪い事が起きる。
運勢が悪いと言われたから、トラブルが起きた。
ということになります。
風水は、中国の道教思想とも深く結びついています。
その道教思想の中に、「趨吉避凶（すうきちひきょう）」という言葉があります。
凶を避けて過ごしていれば、自然に吉に趣く、という考え方です。
この言葉は、風水の世界でも重んじられています。
占いで凶と出たら、それは「ここを直せばもっと上手くいくはずですよ」というサインであって、「凶が出たので不幸になります」というサインではありません。
風水や占いで悪い結果が出たときは、気にし過ぎないことが大切です。
自分の人生の舵は、自分で握ろう
大航海時代、船乗りたちが羅針盤を使って目的地までの方角を調べていたように、
私たちも、自分の幸せはどこに向かえばあるのかと道を探し続け、「人生」という名の旅に出ています。
人が何かを決断をする時、占いの吉凶を参考にすることはあると思います。
しかしその一方で、占いの結果とは全く別の判断を選ぶ人もいます。
どちらを選んでも、その選択に覚悟を持つことで、自信を持って前に進めば良いのです。
自分の中にある「羅針盤」と向き合ったとき、自分の心（磁針）はどこを向いているのか？を、しっかりと見極め、その上で、目的地までどのルートを進むのかは、あなたが自由に選べるはずです。
そして、いつも周りに感謝し、この世界に生かされていることに、感謝すること。
その気持ちを持って行動していれば、次第に運は開けるものと信じています。
人生が上手くいく秘訣、
中国に伝わる15の教え
※カルマ・・・結果を伴う行いのこと
このように、人生は風水だけで決定されるものではありません。
大切なことは、自分自身がどう生きたいのか、どう在りたいかです。
人は誰しも、「今よりもお金持ちになりたい」「今よりも健康になりたい」といったように、
今より、少しでも「より良く在りたい」と願っています。
その願いを叶えるためには、過去に執着するのではなく、自分の運を活かしたり、人一倍努力したり、人に優しくしたり、善い行いをしたり、そうやって、より良い自分を求めていくうちに、次第に小さな希望の光が見えていくのではないかと思います。
※「風水のツボ」の内容につきましては、風水コンサルタント・内海莉絵氏による原稿・監修の下掲載しておりますが、風水という特性上、その効果や再現性を保証するものではございませんので、あらかじめご了承ください。
